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西田 明美; 向井 洋一*; 濱本 卓司*
no journal, ,
国内で発行されている衝撃荷重指針等において、衝撃荷重およびその荷重効果に関する記述はいずれも決定論的な表現にとどまっている。しかしながら、いち早く衝撃荷重を構造設計における設計荷重として取り入れたユーロコードにおいても、現在ユーロコードの内容を発展・拡張しまもなく出版が予定されているISO規格においても,衝撃荷重と耐衝撃設計は確率論をベースとした信頼性設計を前提に議論されている。したがって、国内の荷重指針等においても将来的に確率論的な視点の導入は避けて通れない流れとなっている。本発表では、衝撃荷重の発生確率の考え方とISO規格におけるその位置づけについて紹介する。
向井 洋一*; 西田 明美; 濱本 卓司*; 竹内 義高*; 加納 俊哉*
no journal, ,
日本建築学会では衝撃作用をテーマとした書籍「建築物の耐衝撃設計の考え方」を2015年1月に刊行した。また、本書籍を元に、2015年3月には、「建築物荷重指針・同解説」の改定版に衝撃荷重に関する章が新たに加わった。本発表では、「建築物の耐衝撃設計の考え方」の要点を概説するとともに、同書の出版後、耐衝撃設計を具体的かつ合理的に進めていくために日本建築学会において進めてきた取組状況について紹介する。